中3の息子に相似のプリントをやらせようとして、探すのに40分かかった。
問題を見つけても、今度は難しすぎる。
レベルを下げたのを探すと、今度は10問しかない。
結局その日は、ノートに手書きで12問作って終わった。。。
それから「数学プリントを自動作成できないか」をずっと調べていて、数学プリント作成ソフトと名のつくものはだいたい触った。無料のサイトから、塾向けの有料サービスまで。
同じことで困っている先生や保護者の方もいると思うので、今どんな選択肢があるのかを整理してみる。
最後に自分が作ったソフトの話も出てくるけど、まずは無料で使えるものから並べます。
■ 数学プリント作成ソフトは、大きく4種類ある
調べてわかったのは、「数学 プリント 自動作成」で出てくるものは全部同じに見えて、実は用途がぜんぜん違うということ。
ざっくり4つに分かれる。
- できあがったPDFを無料で配っているサイト
- 数字を変えて自動生成してくれる無料サイト
- 塾・学校向けのクラウド型テスト作成サービス
- 教科書会社が出している準拠版のプリント作成ツール
どれが一番いいという話ではなくて、やりたいことによって当たりが変わる。
順番に見ていきます。
■ 1. PDFを無料で配っているサイト
いちばん手軽なのがこれ。
ダウンロードして印刷したら終わり。
中学数学まで揃っているところだと「ちびむすドリル」が有名で、中1・中2・中3が学年別に分かれている。完全無料。
ここは説明文に
『内容のレベルは、各20枚全て同じようなレベルで作っております』
と書いてあって、これがけっこう大事なポイントだと思った。
つまりレベルが揃えてあるということ。
「クラス全員に同じものを配る」「毎日1枚やらせる」みたいな使い方には、これ以上ないくらい向いている。
逆に、できる子とつまずいている子で出し分けたい、みたいなときは自分で探し直すことになる。
👉 向いている人:とにかく今すぐ1枚欲しい人。全員に同じ課題を配りたい人。
■ 2. 自動生成してくれる無料サイト
次が、押すたびに数字が変わるタイプ。
「まなび365」がわかりやすくて、
『問題は値を変えて自動作成されます』
と書いてある通り、同じ単元の類題が何枚でも出てくる。QRコードから答えも見られる。これも無料。
計算練習を反復させたいときは、これが一番ラク。
1枚終わったらまた作ればいいので、プリント切れが起きない。
ただ自分が探していた時点では、対象は小学生の算数だった。
中学・高校の数学まで自動生成してくれるところは、無料だとなかなか見つからなかった。
👉 向いている人:小学生の計算練習を、何枚でも回したい人。
■ 3. 塾・学校向けのクラウド型サービス
ここから有料ゾーン。
「Dr.okke」は学習塾や中高で指導している先生向けのサービスで、主要5教科+情報に対応している。
サイトによると、1分でテストを作って配信できて、自動採点と弱点分析までついてくる。問題はオリジナルとのこと。
これはもう「プリント作成」というよりテスト運用まるごとの道具だと思う。
生徒が端末で受けて、採点が自動で終わって、どこが弱いか出てくる。
そこまでやりたいなら、紙のプリントを作るより圧倒的に速い。
料金はサイトに金額が出ていなくて、無料トライアルから入る形になっていた。気になる人は問い合わせが必要。
👉 向いている人:生徒に端末があって、採点と分析まで任せたい塾・学校。
■ 4. 教科書会社の準拠版ツール
東京書籍の「問プリ」や、実教出版の「smart」シリーズみたいに、教科書会社が出しているプリント作成ツールもある。
強みははっきりしていて、教科書の進度にそのまま合うこと。
今この単元をやっている、という学校にとっては、これが一番ストレスがない。
ただこのあたりは学校・法人向けの案内が中心で、採用教科書や年間ライセンスが前提になっていることが多い。
個人の塾や家庭で使いたい、という入り口ではなさそうだった。
👉 向いている人:その教科書を採用している学校の先生。
■ 4種類を並べるとこうなる
| 種類 | 対象 | 費用 | 難易度の出し分け | こんなときに |
|---|---|---|---|---|
| 無料PDF配布 | 小〜中 | 無料 | 基本なし | 今すぐ1枚ほしい |
| 無料の自動生成 | 主に小学生 | 無料 | 単元で選ぶ | 計算を反復させたい |
| クラウド型サービス | 中〜高 | 要問い合わせ | あり | 採点・分析までやりたい |
| 教科書準拠ツール | 中〜高 | 学校向け | 教材による | 教科書に合わせたい |
こうやって並べてみて、自分が欲しかったものがどこにも無いことに気づいた。
自分が欲しかったのはこれ。
- 中学から高校まで、単元を選んだら出てくる
- 同じ単元で、易しいのと難しいのを選べる
- 解答と解説が最初からついてくる
- 月額じゃない
- ネットが無い部屋でも動く
無料サイトは小学生まで、クラウド型は端末と運用が前提、準拠版は学校向け。
どれも良いツールなんだけど、「家で息子に1枚作る」と「塾で偏差値ごとに出し分ける」の両方をやりたい自分には、ちょっとずつ合わなかった。
■ 無いなら作ろう、と思って作った
そこから1年ちょっとかけて、自分で作ったのが希望みっけ Studio Proです。
やることは3つだけ。
学年を選ぶ ⇒ 単元を選ぶ ⇒ 偏差値を選ぶ
これでプリントが出てくる。だいたい30秒。
中1から高3まで49単元。
偏差値は40〜75の5段階で、同じ「二次方程式」でも、基礎の子用と上位校狙いの子用が別々に出る。
あと自分がいちばん欲しかったのがこれなんだけど、定期テストの問題も自動作成できる。
普通のプリント作成ソフトは「二次方程式」みたいに単元を1個選ぶ形が多い。
でも定期テストって、そういう作りになっていない。
中間テストなら「式の計算+平方根+二次方程式」みたいに、範囲がまたがる。
なので、範囲をまとめて1枚にする作り方を入れた。
定期テストの形式は10種類あって、配点も自動でつく。
中3の2学期中間の範囲を入れて、40問のテストが1分かからずに出てきたときは、さすがに自分でも笑った。
最初にノートに手書きで12問作ったときは1時間かかっていたので。。。
解答・解説・図も全部つく。
出力はPDF・Word・Excel・PowerPointに対応していて、印刷の形も4種類(問題だけ/解答だけ/問題+解答解説/冊子)から選べる。
答えが合っているかは、のべ108万問ぶん機械で検算した。
ここは一番時間がかかった。。。(手作業じゃ絶対に終わらないので、検算のプログラムを先に作った)
HTMLファイル1個なので、インストールもいらないし、ダブルクリックで開くだけ。
ネット通信もしないので、職員室のネットが重い時間でも関係なく動きます。
料金
買い切りです。月額なし。
- 中1版:2,980円
- 中2版・中3版・高1版・高2版・高3版:各4,980円
- 中学生版(22単元):9,800円
- 高校生版(27単元):12,800円
- 中高完全版(49単元):19,800円
3台まで使えて、作ったプリントを配る人数に制限はありません。
無料体験版もあります。中1の4〜11月の6単元・1枚10問までだけど、難易度5段階は全部使えるので、出し分けの感じは試せると思う。
■ 結局どれを選べばいいか
用途で決まると思っています。
- 今日1枚ほしい ⇒ 無料のPDF配布サイト
- 小学生に計算を反復させたい ⇒ 無料の自動生成サイト
- 端末で受けさせて採点まで任せたい ⇒ クラウド型サービス
- 教科書の進度にぴったり合わせたい ⇒ 教科書会社の準拠版
- 中高の全単元を、レベル別に紙で出したい ⇒ Studio Pro
無料で足りるならそれが一番いいと思う。
自分も最初の半年は無料サイトを使い倒していたし、今でも計算練習は無料のを使っています。
足りなくなるのは、
「同じ単元でレベルを変えたい」
「定期テストの範囲でまとめて1枚にしたい」
このどっちかが出てきたときでした。
自分の場合は、息子が2人いて学年が違うのでレベル違いが先に来た。
塾の先生に聞くと、逆に定期テスト前がいちばん困るという話をよく聞きます。中学校ごとに範囲が違うので、既製のプリントがそのまま使えないらしい。
どっちで困っているかで、選ぶものが変わると思います。
■ よくある質問
何台のパソコンで使えますか?
3台までです。学校のデスクトップと自宅のノート、みたいな使い方ができます。
作ったプリントは何人に配れますか?
人数制限はありません。クラス全員でも大丈夫です。(ソフト本体そのものの配布はご遠慮ください)
同じ問題が何回も出ませんか?
1枚の中で重複は出ないようにしてあります。作ったあとに統計も見られます。
ネットがないと使えませんか?
使えます。ネット通信を一切しない作りなので、オフラインでも動きます。
パソコンが苦手でも使えますか?
ファイルをダブルクリックするだけです。インストール作業はありません。
■ さいごに
40分かけてプリントを探していたあの日の自分に、これを渡したい。
今は学年と単元を選ぶだけなので、息子に「もう1枚」と言われても怖くなくなりました。(言われる回数が増えたのは想定外だった。。。)
プリント探しに時間を使っている人がいたら、まずは無料のところからでいいので、どれか1つ触ってみてほしいです。
それだけで、けっこう変わると思う。
使ってみた感想とか、「この単元も入れてほしい」みたいな要望があればコメントで教えてもらえると嬉しいです。

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