【高校 公共】9月テスト予想問題(記述式・偏差値70レベル)

40問/100点満点

目安:20問正解で偏差値50レベル/21問〜30問が難問/31問〜40問が超難問/40問満点で偏差値70レベル


市場経済・財政・金融・労働 第1章 基礎確認【40点】

問1【2点】

需要と供給で価格が決まる仕組みを説明しなさい。

問2【2点】

市場経済における価格の役割を説明しなさい。

問3【2点】

独占や寡占が問題となる理由を説明しなさい。

問4【2点】

外部不経済とは何か、例を挙げて説明しなさい。

問5【2点】

公共財が市場だけでは十分に供給されにくい理由を説明しなさい。

問6【2点】

国内総生産GDPが示すものを説明しなさい。

問7【2点】

景気循環とは何か説明しなさい。

問8【2点】

インフレーションが生活に与える影響を説明しなさい。

問9【2点】

デフレーションが経済に与える悪影響を説明しなさい。

問10【2点】

財政政策とは何か説明しなさい。

問11【2点】

累進課税の意義を説明しなさい。

問12【2点】

国債発行が増えすぎることの問題点を説明しなさい。

問13【2点】

金融政策とは何か説明しなさい。

問14【2点】

中央銀行の役割を説明しなさい。

問15【2点】

円高が輸出企業に不利になる理由を説明しなさい。

問16【2点】

株式会社の仕組みを説明しなさい。

問17【2点】

労働基本権の三つを挙げ、意味を説明しなさい。

問18【2点】

非正規雇用が増えることの課題を説明しなさい。

問19【2点】

ワーク・ライフ・バランスが重視される理由を説明しなさい。

問20【2点】

同一労働同一賃金が目指すものを説明しなさい。


市場経済・財政・金融・労働 第2章 難問記述【30点】

問21【3点】

市場の失敗に政府が介入する必要がある理由を、外部不経済と公共財を用いて説明しなさい。

問22【3点】

インフレ対策とデフレ対策で金融政策が逆方向になる理由を説明しなさい。

問23【3点】

累進課税が公平とされる一方で議論も生じる理由を説明しなさい。

問24【3点】

財政赤字を減らす政策が景気に悪影響を与える場合がある理由を説明しなさい。

問25【3点】

円安が家計と企業に異なる影響を与える理由を説明しなさい。

問26【3点】

労働基本権が憲法で保障される理由を、使用者との力関係から説明しなさい。

問27【3点】

最低賃金引き上げの利点と課題を説明しなさい。

問28【3点】

企業の社会的責任CSRが求められる理由を説明しなさい。

問29【3点】

経済成長だけで国民の幸福を測れない理由を説明しなさい。

問30【3点】

日本の財政で社会保障費が増えやすい理由を説明しなさい。


市場経済・財政・金融・労働 第3章 超難問記述【30点】

問31【3点】

物価上昇時に賃金が上がらないと実質賃金が低下する仕組みを説明しなさい。

問32【3点】

市場競争を維持するために独占禁止法が必要な理由を説明しなさい。

問33【3点】

金融緩和が長期化した場合の副作用を説明しなさい。

問34【3点】

人的資本への投資が経済に重要な理由を説明しなさい。

問35【3点】

雇用の流動化と生活保障を両立させるために必要な政策を説明しなさい。

問36【3点】

財政政策と金融政策を組み合わせる必要がある理由を説明しなさい。

問37【3点】

経済格差が民主政治に与える影響を説明しなさい。

問38【3点】

プラットフォーム企業が市場で強い力を持つ理由と課題を説明しなさい。

問39【3点】

脱炭素政策が産業構造に与える影響を説明しなさい。

問40【3点】

経済政策を評価するときに短期効果と長期効果を分けて考える必要がある理由を説明しなさい。


解答・解説

第1章 基礎確認

問1

問題:需要と供給で価格が決まる仕組みを説明しなさい。

解答例:需要量と供給量が一致する価格に向かって市場価格が調整される。需要が増えれば価格は上がりやすく、供給が増えれば価格は下がりやすい。

理由・解説:市場では買い手と売り手の行動が価格を通じて調整されます。

問2

問題:市場経済における価格の役割を説明しなさい。

解答例:価格は商品の希少性や需要の強さを示し、生産者と消費者に行動の目安を与える役割を持つ。

理由・解説:価格は単なる金額ではなく、資源配分の信号です。

問3

問題:独占や寡占が問題となる理由を説明しなさい。

解答例:少数の企業が市場を支配すると、価格が高く維持されたり、消費者の選択肢が減ったりするおそれがあるため。

理由・解説:競争が弱まると市場の効率性と消費者利益が損なわれます。

問4

問題:外部不経済とは何か、例を挙げて説明しなさい。

解答例:企業や個人の活動が、市場取引の外で第三者に損害を与えること。例として工場排水による水質汚染がある。

理由・解説:市場価格に環境被害などの費用が反映されない点が問題です。

問5

問題:公共財が市場だけでは十分に供給されにくい理由を説明しなさい。

解答例:道路や防衛のように多くの人が同時に利用でき、料金を払わない人を排除しにくいため、民間企業が利益を得にくいから。

理由・解説:非競合性と非排除性が公共財の特徴です。

問6

問題:国内総生産GDPが示すものを説明しなさい。

解答例:一定期間に国内で新たに生み出された財やサービスの付加価値の合計を示す。

理由・解説:GDPは経済規模を表す指標ですが、生活の質をすべて示すわけではありません。

問7

問題:景気循環とは何か説明しなさい。

解答例:経済活動が好況、後退、不況、回復を繰り返す動きのこと。

理由・解説:企業の投資、消費、雇用、物価などが連動して変化します。

問8

問題:インフレーションが生活に与える影響を説明しなさい。

解答例:物価が継続的に上がるため、賃金が追いつかない場合は実質的な購買力が低下する。

理由・解説:借金の実質負担が軽くなる場合もありますが、生活費上昇が問題になります。

問9

問題:デフレーションが経済に与える悪影響を説明しなさい。

解答例:物価下落により企業収益が減り、賃金低下や雇用悪化が起こり、消費がさらに落ち込む悪循環が生じる。

理由・解説:デフレは単に物が安くなる良い状態ではありません。

問10

問題:財政政策とは何か説明しなさい。

解答例:政府が歳出や税制を調整して、景気安定、所得再分配、公共サービス供給を行う政策である。

理由・解説:不況時の公共投資や減税、好況時の増税などが例です。

問11

問題:累進課税の意義を説明しなさい。

解答例:所得が高い人ほど高い税率を負担することで、所得再分配を進め、格差を緩和する意義がある。

理由・解説:公平には「能力に応じた負担」という考えがあります。

問12

問題:国債発行が増えすぎることの問題点を説明しなさい。

解答例:将来世代の負担が増え、財政の自由度が低下し、利払い費が政策予算を圧迫するおそれがある。

理由・解説:短期的な景気対策と長期的な財政健全性のバランスが必要です。

問13

問題:金融政策とは何か説明しなさい。

解答例:中央銀行が金利や通貨量を調整し、物価の安定や景気の安定を目指す政策である。

理由・解説:日本では日本銀行が担います。

問14

問題:中央銀行の役割を説明しなさい。

解答例:紙幣の発行、金融機関への資金供給、政府の銀行、金融政策の実施を担う。

理由・解説:物価安定と金融システムの安定が中心です。

問15

問題:円高が輸出企業に不利になる理由を説明しなさい。

解答例:円高になると外国通貨で見た日本製品の価格が高くなり、海外で売れにくくなるため。

理由・解説:輸入品は安くなるため、円高の影響は立場によって異なります。

問16

問題:株式会社の仕組みを説明しなさい。

解答例:株式を発行して多くの出資者から資金を集め、株主は出資額に応じて配当や議決権を得る仕組み。

理由・解説:大規模な事業資金を集めやすい点が特徴です。

問17

問題:労働基本権の三つを挙げ、意味を説明しなさい。

解答例:団結権は労働組合を作る権利、団体交渉権は使用者と交渉する権利、団体行動権はストライキなどを行う権利である。

理由・解説:労働者の弱い立場を補うための権利です。

問18

問題:非正規雇用が増えることの課題を説明しなさい。

解答例:雇用や収入が不安定になりやすく、技能形成や社会保障、将来設計の面で不利が生じやすい。

理由・解説:労働市場の柔軟性と生活安定の両立が課題です。

問19

問題:ワーク・ライフ・バランスが重視される理由を説明しなさい。

解答例:長時間労働を抑え、育児・介護・地域活動・休養と仕事を両立することで、健康と生産性を保つため。

理由・解説:労働者個人だけでなく企業や社会全体の課題です。

問20

問題:同一労働同一賃金が目指すものを説明しなさい。

解答例:同じ内容や責任の仕事には、雇用形態にかかわらず不合理な待遇差をなくすことを目指す。

理由・解説:正規・非正規間の格差是正と関係します。

第2章 難問記述

問21

問題:市場の失敗に政府が介入する必要がある理由を、外部不経済と公共財を用いて説明しなさい。

解答例:公害のような外部不経済は市場価格に被害が反映されにくく、防衛や道路のような公共財は民間だけでは供給不足になりやすいため、税や規制、公共支出による介入が必要である。

理由・解説:市場経済を否定するのではなく、市場では解決しにくい領域を政府が補う点が重要です。

問22

問題:インフレ対策とデフレ対策で金融政策が逆方向になる理由を説明しなさい。

解答例:インフレ時は金利を上げて借入や消費を抑え、デフレ時は金利を下げて投資や消費を促す必要があるため。

理由・解説:物価上昇を抑える政策と需要不足を補う政策は方向が異なります。

問23

問題:累進課税が公平とされる一方で議論も生じる理由を説明しなさい。

解答例:所得の高い人に多く負担を求めることで格差を緩和できる一方、税率が高すぎると働く意欲や投資意欲を弱めるという議論がある。

理由・解説:公平性と経済活力のバランスが論点です。

問24

問題:財政赤字を減らす政策が景気に悪影響を与える場合がある理由を説明しなさい。

解答例:歳出削減や増税を急ぐと、家計の消費や企業の投資が減り、景気が冷え込んで税収がさらに減る可能性があるから。

理由・解説:財政健全化は必要ですが、実施時期と方法が重要です。

問25

問題:円安が家計と企業に異なる影響を与える理由を説明しなさい。

解答例:輸出企業は海外での価格競争力や円換算利益が高まりやすい一方、家計は輸入品やエネルギー価格上昇により生活費が増えやすい。

理由・解説:為替の影響は輸出・輸入・消費者で異なります。

問26

問題:労働基本権が憲法で保障される理由を、使用者との力関係から説明しなさい。

解答例:労働者は個人では使用者に対して交渉力が弱いため、団結して交渉や行動を行う権利を保障することで、賃金や労働条件を対等に近づけるため。

理由・解説:社会権としての労働権を具体的に説明します。

問27

問題:最低賃金引き上げの利点と課題を説明しなさい。

解答例:利点は低所得労働者の生活改善と消費拡大であり、課題は中小企業の人件費負担が増え、雇用抑制につながる可能性があること。

理由・解説:政策評価では受益者と負担者の両方を見ます。

問28

問題:企業の社会的責任CSRが求められる理由を説明しなさい。

解答例:企業は利益を得るだけでなく、雇用、環境、人権、地域社会に大きな影響を与えるため、社会に対して責任ある行動が求められる。

理由・解説:現代企業は株主だけでなく多様な利害関係者と関わります。

問29

問題:経済成長だけで国民の幸福を測れない理由を説明しなさい。

解答例:GDPが増えても、格差、環境破壊、長時間労働、健康、教育、地域のつながりなど生活の質は十分に示されないから。

理由・解説:経済指標とウェルビーイングの違いを意識します。

問30

問題:日本の財政で社会保障費が増えやすい理由を説明しなさい。

解答例:少子高齢化により高齢者人口が増え、年金、医療、介護への支出が拡大する一方、支える現役世代が相対的に減るから。

理由・解説:人口構造と財政を結びつける問題です。

第3章 超難問記述

問31

問題:物価上昇時に賃金が上がらないと実質賃金が低下する仕組みを説明しなさい。

解答例:名目賃金が同じでも物価が上がれば同じ金額で買える財やサービスが減るため、生活水準を示す実質賃金は低下する。

理由・解説:名目と実質の違いを使って説明します。

問32

問題:市場競争を維持するために独占禁止法が必要な理由を説明しなさい。

解答例:企業の談合や市場支配を防ぎ、価格や品質をめぐる公正な競争を確保することで、消費者利益と経済の効率性を守るため。

理由・解説:自由競争はルールがあって初めて機能します。

問33

問題:金融緩和が長期化した場合の副作用を説明しなさい。

解答例:低金利が続くと、資産価格の過熱、金融機関の収益悪化、採算の悪い企業の温存などが起こる可能性がある。

理由・解説:金融政策には景気刺激の利点と副作用があります。

問34

問題:人的資本への投資が経済に重要な理由を説明しなさい。

解答例:教育や職業訓練により労働者の能力が高まると、生産性や賃金が上がり、企業の競争力や経済成長につながるから。

理由・解説:人を単なる労働力ではなく成長の基盤として見る視点です。

問35

問題:雇用の流動化と生活保障を両立させるために必要な政策を説明しなさい。

解答例:転職や再就職を支える職業訓練、失業給付、職業紹介、最低賃金、社会保険の適用拡大などが必要である。

理由・解説:労働市場の変化に対し、個人を守る安全網が必要です。

問36

問題:財政政策と金融政策を組み合わせる必要がある理由を説明しなさい。

解答例:不況や物価変動に対して、政府の支出・税制だけ、または中央銀行の金利調整だけでは効果が限られる場合があり、需要、雇用、物価を総合的に安定させる必要があるから。

理由・解説:政策手段ごとの役割と限界を意識します。

問37

問題:経済格差が民主政治に与える影響を説明しなさい。

解答例:所得や教育の格差が大きいと、政治参加の機会や情報へのアクセスにも差が生じ、特定層の意見が政策に反映されやすくなる。

理由・解説:経済問題は政治的平等にも影響します。

問38

問題:プラットフォーム企業が市場で強い力を持つ理由と課題を説明しなさい。

解答例:利用者が増えるほどサービス価値が高まるネットワーク効果により市場支配力を持ちやすく、個人情報の利用、競争阻害、取引条件の一方的決定が課題になる。

理由・解説:デジタル経済の新しい独占・寡占問題です。

問39

問題:脱炭素政策が産業構造に与える影響を説明しなさい。

解答例:化石燃料依存の産業には転換負担が生じる一方、再生可能エネルギー、省エネ技術、蓄電池など新産業の成長機会が生まれる。

理由・解説:環境政策を経済構造の変化として捉えます。

問40

問題:経済政策を評価するときに短期効果と長期効果を分けて考える必要がある理由を説明しなさい。

解答例:短期的には景気刺激や生活支援に効果があっても、長期的には財政負担、格差、環境、成長力に別の影響を与えることがあるから。

理由・解説:偏差値70レベルでは、時間軸を入れて政策評価を行います。