【設定】中学2年生の男の子のお話です。
今日も、教室で誰とも話さなかった。
好きな子とは、目も合わない。
休みの日にすれ違っても、気づいてもらえなかった。
「ぼくの声は、誰かに届いているのかな」
そう思う日が、少しずつ増えていた。
そんなある日、三平方の定理のTシャツを見つけた。
「これって、3年生で習う三平方の定理だ」
「着てたら、かっこいいって思われるかな?」
ちょっと笑えて、なんだかぼくらしくて、思い切って買ってみた。
次の日、そのTシャツで歩いていると、
「あ、えっと……三平方の定理、なんだ」
あの子が、ぼくに声をかけてくれた。
たった一言。
それだけで、胸があたたかくなった。
その日から、学校でも話しかけてもらえるようになった。
a²+b²=c²
一枚のTシャツが、ぼくの毎日を少しだけ変えてくれた。
——数学妄想物語 第1話 おわり
あなたにも、「声をかけてもらえて嬉しかった日」はありませんか?
実話でありそうですよね?コメントお待ちしてます☺
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