今日の1問は、中3数学。曲線に囲まれた不思議な形の面積を、正三角形とおうぎ形で求めます♪
今日の問題
1辺が6cmの正方形ABCDで、4つの頂点A,B,C,Dを中心とする半径6cmの四分円をかきます。
4つすべてが重なる部分の面積を求めよ。

まずヒント
隣り合う2つの頂点(AとB)を中心とする円の交点をPとすると、AP=BP=AB=6cmです。この図の中に、正三角形が隠れています。
解き方
ステップ1 正三角形を見つける
AとBを中心とする円の交点をP₁とすると、△ABP₁は1辺6cmの正三角形です。同じように、他の隣り合う頂点の組からも、4つの交点P₁,P₂,P₃,P₄ができます。
ステップ2 4つの交点を結んだ正方形の面積
正三角形の高さは三平方の定理から 3√3 cm。ABからP₁までの高さは 3√3 cm、反対側のDCからP₃までも 3√3 cm なので、P₁とP₃の距離は 3√3 −(6 − 3√3)= 6√3 − 6 cm です。この線分が正方形P₁P₂P₃P₄の対角線なので、面積は(6√3 − 6)² ÷ 2 = 72 − 36√3 cm² です。
ステップ3 まわりの4つの弓形の面積
∠BAP₁=60°、∠DAP₄=60° なので、∠P₁AP₄ = 60° + 60° − 90° = 30° です。弓形は「おうぎ形 − 三角形」なので、中心角30°のおうぎ形 π×6²×30/360 = 3π cm² から、三角形AP₁P₄ = ½×6×6×sin30° = 9 cm² を引いて、3π − 9 cm² です。
ステップ4 全部たす
(72 − 36√3)+ 4×(3π − 9)を計算します。
答え
36 + 12π − 36√3 cm²(約11.35 cm²)
正三角形・おうぎ形・三平方の定理がつながると、不思議な形の面積も順番に求められます。
ひらめきで解く方法
1辺 a の正方形で同じ図をかくと、重なる部分の面積は a²(1 + π/3 − √3)になります。a=6 を入れると 36(1 + π/3 − √3)で、同じ答えです。
間違えやすいところ
- 弓形の中心角を60°としてしまう(正しくは30°です)
- 4つの交点を結んだ正方形の面積だけで終わってしまう(まわりの4つの弓形も足します)
- 正三角形の高さ 3√3 を使わずに、対角線の長さを求めようとする
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