今日の1問は、辺の長さが1つも分からない図形の問題です。
それでも、2つの正方形の面積の合計はピタッと求められます♪
今日の問題
並んだ2つの正方形がある。図のように、小さい正方形の左上の頂点と、大きい正方形の右上の頂点を結ぶと、長さは 14 cm である。2つの正方形の面積の合計を求めよ。

まずヒント
辺の長さは分からないので、小さい正方形の1辺を a、大きい正方形の1辺を b とおきます。
14 cm の線を斜辺にする直角三角形を作ると、三平方の定理が使えます。
解き方
ステップ1 直角三角形を作る
14 cm の線の両端から、水平な線と垂直な線を引いて直角三角形を作ります。
横の長さは a + b、縦の長さは b − a です。
ステップ2 三平方の定理を使う
(a + b)2 + (b − a)2 = 142
ステップ3 展開して整理する
(a2 + 2ab + b2) + (a2 − 2ab + b2) = 2a2 + 2b2 = 196
2ab が打ち消し合うのがポイントです。
ステップ4 面積の合計を求める
両辺を 2 で割ると a2 + b2 = 98。
a2 と b2 は、それぞれの正方形の面積なので、これが求める面積の合計です。
答え
98 cm2
a と b を別々に求めなくても、合計だけは決まります。
ひらめきで解く方法
a = b = 7 の特別な場合を考えて確かめられます。2つの正方形が同じ大きさなら、線は横にまっすぐで長さは a + b = 14。面積の合計は 49 + 49 = 98 で、答えと一致します。
「欲しいのは a2 + b2」と気づくと、展開した式の形がそのまま答えにつながります。
間違えやすいところ
- 縦の長さは a + b ではなく、b − a です(大きい方から小さい方を引く)
- 答えは 2a2 + 2b2 = 196 の 196 ではなく、2 で割った 98 です
- 単位は cm2(面積)です
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