今日の1問は、大人も苦戦する図形の超難問?
使うのは中学2年生までの知識だけ。カギは「ある1本の補助線」です♪
今日の問題
二等辺三角形 ABC は、∠ABC = ∠ACB = 80° を満たしている。辺 AB 上に点 F、辺 AC 上に点 E をとり、∠ABE = 20°、∠ACF = 30° とする。∠BEF の大きさを求めなさい。

まずヒント
まず、分かる角度を全部書き出してみましょう。
そのうえで、頂点 B から辺 AC に向けて1本の線 BD を引きます。∠DBC = 20° となる点 D をとるのがポイントです。
解き方
ステップ1 BF = BC を見つける
∠BCF = 80° − 30° = 50°、∠FBC = 80° です。
△BFC の内角の和より ∠BFC = 180° − 80° − 50° = 50°。
∠BFC = ∠BCF なので、BF = BC です。
ステップ2 ∠EBC と ∠BEC を求める
∠EBC = 80° − 20° = 60°。
△EBC で ∠BEC = 180° − 60° − 80° = 40° です。
ステップ3 補助線 BD を引く
AC 上に、∠DBC = 20° となる点 D をとります(D は C と E のあいだにあります)。
△DBC で ∠BDC = 180° − 20° − 80° = 80° = ∠BCD なので、BD = BC です。
ここまでで BF = BC = BD になりました。
ステップ4 正三角形を見つける
∠FBD = ∠FBC − ∠DBC = 80° − 20° = 60°。
BF = BD で頂角が 60° なので、△BFD は正三角形です。よって DF = DB、∠BDF = 60° です。
ステップ5 DE = DF を示す
∠DBE = 60° − 20° = 40°、∠BED = ∠BEC = 40° なので、△DBE は二等辺三角形で DB = DE です。
DF = DB = DE なので、△DFE も二等辺三角形です。
ステップ6 ∠BEF を求める
∠BDE = 180° − 80° = 100° なので、∠FDE = 100° − 60° = 40°。
△DFE は DF = DE の二等辺三角形なので、∠DEF = (180° − 40°) ÷ 2 = 70°。
∠BEF = ∠DEF − ∠DEB = 70° − 40° = 30° です。
答え
30°
補助線 BD を引くと、正三角形と二等辺三角形がつながって解けます。
ひらめきで解く方法
この問題は「ラングレーの問題」として知られる有名な図形問題で、角度だけを追いかけてもなかなか解けません。
辺の長さが等しい(BF = BC = BD)ことを見つけて、正三角形を作るのが発想のポイントです。
間違えやすいところ
- ∠EBC は 20° ではなく、80° − 20° = 60° です
- ∠BCF は 30° ではなく、80° − 30° = 50° です
- 「どこが同じ長さか」をメモしながら進めると、BF = BC = BD に気づきやすくなります
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