今日の1問は、数学史に残る驚きの性質をもつ2次式の問題です。
「必ず素数になるのか」を見抜けるでしょうか♪
今日の問題
0以上の整数 n について、n2 + n + 41 は、n = 0、1、…、39 のとき必ず素数になるかどうかを答えよ。

まずヒント
まず、n = 0、1、2、3 …と、小さい数から実際に計算してみましょう。
どこまで確かめればよいかは、「素数かどうかを調べるには、√ までの素数で割ってみればよい」というルールで決まります。
解き方
ステップ1 n が小さいときを計算する
n = 0:41、n = 1:43、n = 2:47、n = 3:53、n = 4:61、n = 5:71。どれも素数です。
ステップ2 調べる範囲を決める
n = 39 のとき 392 + 39 + 41 = 1601 が最大です。402 = 1600 なので、√1601 は 40 より少しだけ大きい値です。
つまり、37 以下の素数(2、3、5、7、11、13、17、19、23、29、31、37)で割り切れなければ、素数だと分かります。
ステップ3 割り切れるかを調べる
2 では割り切れません:n2 + n = n(n + 1) は必ず偶数なので、n2 + n + 41 は奇数です。
3 でも割り切れません:n を 3 で割った余りが 0、1、2 のとき、式を 3 で割った余りは 2、1、2 になり、0 になりません。
5 でも割り切れません:n を 5 で割った余りが 0、1、2、3、4 のとき、余りは 1、3、2、3、1 で、0 になりません。
残りの素数(7〜37)でも、同じように余りを調べると 0 にならないことが確かめられます(私が全部を計算して確認しました)。
ステップ4 実際の値を書き出す
n = 0〜39 の値は、41、43、47、53、61、71、83、97、113、131、151、173、197、223、251、281、313、347、383、421、461、503、547、593、641、691、743、797、853、911、971、1033、1097、1163、1231、1301、1373、1447、1523、1601 で、40個すべてが素数です。
答え
必ず素数になる(n = 0〜39 のすべてで素数)
n = 40 のときは 402 + 40 + 41 = 1681 = 412 となり、素数になりません。
ひらめきで解く方法
この式は、数学者オイラーが見つけたことで有名な「素数を生み出す式」です。
40個続けて素数になるのは不思議ですが、n = 40 や n = 41(41 × 43 = 1763)では素数ではなくなります。「必ず素数」と言えるのは、n = 0〜39 の範囲だけです。
間違えやすいところ
- 「n = 0〜39 のとき」という範囲の条件が大切です。n = 40 以降は素数とは限りません
- 素数の確認は、√ までの素数で割ってみれば十分です。全部の数で割る必要はありません
- 1 は素数ではありません(今回の値は 41 以上です)
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