今日の1問は、見た目はシンプルな2次関数の問題です。
ポイントは場合分け。軸の位置によって、最小値と最大値の取り方が変わります♪
今日の問題
y = x2 + ax + b について、0 ≦ x ≦ 4 における最小値が 1、最大値が 10 である。このとき、a、b の値をすべて求めよ。

まずヒント
平方完成すると、y = (x + a/2)2 − a2/4 + b。軸は x = −a/2 です。
軸が範囲 0 ≦ x ≦ 4 の左、中、右のどこにあるかで、場合分けします。
解き方
ステップ1 軸が範囲の左にあるとき(−a/2 < 0、つまり a > 0)
グラフは範囲内で右上がりなので、最小値は x = 0 のときの b。b = 1 です。
最大値は x = 4 のとき 16 + 4a + b = 10 なので、16 + 4a + 1 = 10 より a = −7/4。これは a > 0 に反するので、解なし。
ステップ2 軸が範囲の中にあるとき(0 ≦ −a/2 ≦ 4、つまり −8 ≦ a ≦ 0)
最小値は頂点で、b − a2/4 = 1 です。最大値は、軸から遠い端(x = 0 か x = 4)のほうで取ります。
軸が x = 2 より左(−4 ≦ a ≦ 0)のとき、x = 4 のほうが遠いので最大値は 16 + 4a + b = 10。b = −6 − 4a を b − a2/4 = 1 に入れると、a2 + 16a + 28 = 0、つまり (a + 2)(a + 14) = 0。−4 ≦ a ≦ 0 を満たすのは a = −2 で、b = 2。
軸が x = 2 より右(−8 ≦ a < −4)のとき、x = 0 のほうが遠いので最大値は b = 10。b − a2/4 = 1 より a2 = 36。この範囲では a = −6 で、b = 10。
ステップ3 軸が範囲の右にあるとき(−a/2 > 4、つまり a < −8)
最小値は x = 4 のとき 16 + 4a + b = 1、最大値は x = 0 のとき b = 10。
すると a = −25/4 になりますが、これは a < −8 に反するので、解なし。
ステップ4 確かめる
(a, b) = (−2, 2) のとき y = x2 − 2x + 2。x = 1 で最小値 1、x = 4 で最大値 10 です。
(a, b) = (−6, 10) のとき y = x2 − 6x + 10。x = 3 で最小値 1、x = 0 で最大値 10 です。
答え
(a, b) = (−2, 2)、(−6, 10)
答えは2組あります。
ひらめきで解く方法
2次関数の最大値・最小値は、「軸の位置」と「範囲の真ん中(今回は x = 2)」の2つを基準に場合分けします。
下に凸のグラフでは、最小値は軸(頂点)か範囲の端、最大値は軸から遠い端で取る、と整理しておくと迷いません。
間違えやすいところ
- 最大値が x = 0 と x = 4 のどちらで決まるかを、軸が 2 より左か右かで見分けます
- 解が出たら、必ず場合分けの範囲に入っているか確かめます(a = −14 や a = −7/4 は不適)
- 答えは1組ではなく、すべて求める問題です。2組あります
計算や式でつまずいたら
今日の問題でつまずく原因は、もっと前の単元にあることもあります。
「数学つまずき診断」なら、小学校の単元までさかのぼって、つまずきの出発点を探せます。
無料体験版はダウンロードで、登録不要です。
毎日1問、出しています
動画は毎日更新中です。
明日の1問もお楽しみに♪
自作の数学問題、投稿してみませんか?
あなたが作った一問が、誰かの「解きたい!」に変わるかもしれません。
投稿された問題は、いつでも解けます。今日は、どんな問題が待っているでしょう。
👉 問題を投稿する


コメント