【中3数学】1/a+1/b=1/48 を満たす正の整数 a, b で a+b の2番目に小さい値は?最小値の先まで考えられる?

中3数学

今日の1問は、中学数学だけで挑戦できる整数問題です。
最小値が分かっただけでは終わりません。その先まで考えられるかがポイントです♪

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今日の問題

正の整数 a、b が 1/a + 1/b = 1/48 を満たしている。このとき、a + b の2番目に小さい値を求めよ。

正の整数a,bが1/a+1/b=1/48を満たすとき、a+bの2番目に小さい値を求める問題の図

まずヒント

まず、分数をなくすために、両辺に 48ab をかけてみましょう。

そうすると、(a − 48)(b − 48) の形にまとめられます。

解き方

ステップ1 分数をなくす

両辺に 48ab をかけると 48b + 48a = ab。

ab − 48a − 48b = 0 です。

ステップ2 積の形にする

両辺に 482 = 2304 を足すと、ab − 48a − 48b + 2304 = 2304。

左辺は (a − 48)(b − 48) と因数分解できるので、(a − 48)(b − 48) = 2304 です。

ステップ3 a − 48 と b − 48 の候補

a − 48 と b − 48 が両方とも負だとすると、どちらも絶対値が 47 以下で、積は 2209 以下になり 2304 に届きません。

なので、a − 48 と b − 48 はどちらも正の整数で、積が 2304 = 28 × 32 になります。

ステップ4 a + b を約数で表す

a ≦ b として、a − 48 = d(d は 2304 の約数で d ≦ 48)とおくと、b − 48 = 2304/d で、a + b = 96 + d + 2304/d です。

d = 48:a + b = 96 + 48 + 48 = 192(a = b = 96)

d = 36:a + b = 96 + 36 + 64 = 196(a = 84、b = 112)

d = 32:a + b = 96 + 32 + 72 = 200

ステップ5 順番を決める

d + 2304/d は、d が 48 に近いほど小さくなります。2304 の約数で 48 に近いのは 48、36、32、…の順です。

よって、いちばん小さい値は 192、2番目に小さい値は 196 です。

答え

196

(a, b) = (84, 112) のときです。(最小は (96, 96) の 192)

ひらめきで解く方法

「1/a + 1/b = 1/n」の形は、(a − n)(b − n) = n2 と変形するのが定石です。

a + b は、約数の組が「正方形に近い」ほど小さくなります。今回は 48 × 48 が最小、次に 36 × 64 です。

間違えやすいところ

  • 最小値の 192 で止めずに、「2番目」まで考えます
  • a = b = 96 の組も、1つの組として数えます(2番目は別の値です)
  • (a − 48)(b − 48) = 2304 であって、48 ではありません

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